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私たちは、社員研修やセミナーなど人材開発をとおして企業・団体の人事・教育担当をサポートする人材戦略のコンサルタントです。
新入社員を迎えるにあたって
いよいよ3月も後半戦。4月から新しい期の始まりと共に、多くの企業が新入社員を迎えられます。
となると必須であるのが、新入社員研修。学生の方々が社会人という新たなステージに対応するための研修が様々な形で実施されます。
企業によって、ニーズに応じた工夫あるプログラムが展開されますが、業種を超えて、必須となるのがビジネスマナー。しかしながら、このビジネスマナー研修も大きく様変わりをしています。
社会人マナーの代名詞と言われる名刺交換。そもそも対面営業や、顧客訪問に規制がかかってきたコロナ禍では、その機会さえないわけです。
3種類使い分ける、お辞儀の角度。残念ながら画面越しでは、通用しません。オンライン会議において、画面のどちらが上座なのか、上司より前に入室するのが正しいビジネスマナーであるべきかといった議論もさかんに飛び交いますが、何のためのマナーなのか。なぜマナーが必要なのか。今こそ、原点回帰のチャンスに違いありません。
テレワーク廃止?
ある地方都市の、研修担当者の方とお話していた時のこと。「県内で、テレワークを実施している企業は、もう数えるほどになりました。」とのお話に驚いてしまいました。 コロナウィルス感染予防という想定外の事態により、政府要請から始まったテレワーク。当初こそ、様々な意見が飛び交いましたが、最近では、テレワークのメリットが認知されるようになり、新たな働き方として、すっかり定着するものだと私は、思い込んでおりました。 テレワークの浸透に至っては、顔が見えない中、同じ空間を共有できない環境において、いかに部下をマネジメントするか、また部下の方からは、セルフマネジメントをいかに進め、成果を出すかといった取り組みが、この1年様々に検討されていたように思います。その結論が、テレワークの廃止というのは、とても寂しく感じてしまいます。 どんな物事にも、視点次第でメリット・デメリットがあります。全てをテレワークにと主張するつもりはありませんが、通常出社とテレワークを併用するハイブリッドという選択肢が存続することを願います。
6時間配信プログラム
みずほ総研様にて、「女性リーダーのための人間関係構築」セミナーに登壇させていただきました。
毎年、ご好評いただくセミナーですが、今年は、かなり勝手が違いました。
オンラインでの配信プログラムとしての実施となったのです。
6時間の配信プログラム。受講生の方々は、一定期間内であれば、いつでも、ご自分のスケジュールに合った時間だけ視聴することも可能ですし、もちろん期間内であれば、何度も見直すこともできます。
6時間の中身も、一方的な講義ではなく、ワークも多く含まれています。これまでの対面のように、他の参加者の方とご意見交換いただくことだけは、できませんが、じっくりご自分で考えて取り組んでいただく構成です。
1年前にはこのようなスタイルで実施することは、想像さえしていませんでしたが、コロナ禍によって、大きくスタイルは変わりました。どのような規制があっても、学びの場をあきらめる必要は無いのです。
5年では変わらない
お客様先の若手女性社員の方々に、キャリア研修を実施させていただきました。 女性活躍推進法の施行以降に入社されている彼女らにとっては、女性の管理職の存在は、もはや、当たり前。先輩男性社員が育児休暇を取得されることも、珍しいことではありません。個人差はあれど総じて、ワークライフシナジーの発想のもと、仕事は一生ものというキャリア観を持ち、子育ては、男女の共同作業であり、共に家庭を築いていくという意識を感じました。 その一方で驚いたことは、5年先の職場を考えた際に、DXが進む職場はイメージできても、本当の意味での女性活躍は、まだ実現には、ほど遠いだろうというご意見が多かったことです。 これからを担う彼女らにさえ、そう思わせてしまう壁。折しも、女性がいると会議が長くなるという話が世間を賑わせており、改めて女性活躍推進がまだ緒についたばかりであることを思い知らされるに至りました。
コロナ禍のメンタルヘルスマネジメント
「一番最後に来て、一番尾を引く。」これは、コロナ禍でのメンタルヘルス不全問題を言い当てた表現です。 昨年来のコロナの影響により、私たちの生活は一変。ニューノーマルと言われる新しい生活様式を受け入れざるを得なくなりました。 これまで想像さえできなかったコロナというストレッサーに遭遇した私たちですが、日々のストレスを感じるものの、ストレッサーに直面している真っ最中よりも、どう向き合えば良いのかがわかり始めた今の方が、ストレス問題は怖いのです。 上手く向き合わないことには、これがメンタルヘルス不全を引き起こしかねません。 タイミングよく、中国生産性本部様にて、このテーマについて講演をさせていただきました。 私たちの日常から、コロナを切り離すことはできないものの、この問題にどう向き合えばよいのかの選択肢は、私たちにある。この視点からの、ストレス対策が必要です。
成果発表
毎年この時期になると、時節柄、様々なプロジェクトの成果発表があります。
今週楽しみにしていた成果発表の一つは、とあるお客様先での女性リーダー育成プロジェクト。こちらでは、本人だけではなく、上司の方々にも、スポンサーとして、今後どのような関りをされるのかを発表いただいています。
「失敗していいよと言われるよりも、成功するためのアドバイスが欲しかった。」あるお客様先での女性社員の言葉です。上司からの機会提供は、部下の成長には欠かせないものです。経験からの学びは大きく、人を最も成長させるものは、修羅場体験とも言われます。
しかしながら、そこに+αのアドバイスが伴えば、開く扉も変わってきます。
上司の皆様の本気が伝わる発表の数々は、聞きごたえがありました。