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今年も始まりました!
お客様先での恒例となったプロジェクトがスタートしました。
今年で7年目となる、このプロジェクト。毎年、7か月にわたって、選抜メンバーが会社への提言をまとめていきます。
全国からの選抜メンバーは、年齢も違えば、これまで歩んで来られたキャリアも違います。そのメンバーがチームを形成して、ゴールに向かって疾走する。しかも、これをオンライン環境下で行うわけです。
オンラインに否定派の方々は、オンラインではチームビルディングが無理である、コミュニケーションに難が生じると、できない理由を次々と挙げていかれます。
しかしながら、今回、あっという間にチームを作り上げ、丁々発止のディスカッションを展開される皆さんを拝見していると、すべて杞憂でしかないこと、要は、メンバー次第だということを痛感しています。どんな提言が仕上がるか、楽しみしかありません。
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プレゼンテーションにあたって
某所での女性リーダー研修での1コマです。
プレゼンテーションについてのお話になりましたが、その場にいらした多くの方が、口々におっしゃるのです。
「1対1で話すのは得意だけれども、プレゼンテーションと言われると、途端に緊張してしまう。グループ内の朝礼で話すことさえ、嫌。」
確かに、1対1ではなく、大勢の前で話すとなると、自分に視線が集中し、緊張感が増すものではあります。しかしながら、だからと言って、プレゼンテーション冒頭で、「私は、こういう場は苦手で・・・」、「人前で話すことには、ちょっと自信が無くて・・・」,「私なんかが話すのは、おこがましいのですが・・・」から始まるリーダーの言葉に、誰が耳を傾け、胸を躍らせるでしょうか?
謙虚であることは、確かに美徳です。しかしながら、リーダーシップレベルにおいて、第5段階のリーダーには、「強さと謙虚さ」の両方が求められると言われています。
プレゼンテーションの場を与えられたということは、貴方が求められているということ。自信を持って、胸を張って、臨みたいものです。
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一般職という選択
かつては、多くの企業で当たり前の姿であった、総合職と一般職というくくり。これが今では、総合職一本に統合化される企業が多くなり、更にはその総合職の中で、グローバルな転勤もこなす方々と、勤務地域にこだわる方々でエリアを分ける職種設定が一般化しています。
とは言え、この風潮の中でも、一般職に強いこだわりを持たれる企業も少なくはありません。そんな、あるお客様先で、一般職の方々に向けて、毎年研修をさせていただいております。
注目したいのが、一般職を選択されている方々の理由です。こちらの企業では、基本的にキャリア入社の方々しか採用されていないのですが、多くの方々が、これまでは総合職でキャリアを積まれていたものの、そのキャリアを通して、「自分は、先頭に立つよりも、サポートに回るほうが適している。」「何らかの業務で専門性を高めるというよりも、広く浅く全般に関わりたい。」、更には「立場は一般職であるけれども、必要に応じて総合職相当の仕事もこなすし、一方、総合職を支援する立場にも回れる柔軟性を持って働きたい。」といった非常に明確なキャリア志向をお持ちでいらっしゃることです。
どんな仕事に取り組むかというwhatは、組織の中では、自由にならないこともままあります。しかしながら、その仕事にどう取り組むのかというhowは、いつも我々の手の中にあります。常にhowを意識して業務に向き合われる彼女らの活躍は、間違いのないことでしょう。
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2年目社員との対話を通して
2年目社員の方々との意見交換の機会をいただきました。
2年目社員とは、即ち、コロナ禍の影響を一番受けた方々。まだまだコロナの実態がつかめない中、大学の卒業式もオンラインになり、社会人としてのデビューもオンラインや、中には、自宅待機が延々続いた方々もいらっしゃいます。
そんな厳しい環境の中で、社会人としての1年を過ごされた方々だけに、特徴的な不安があります。これまで仕事と言えば、オンラインが通常だっただけに、これが対面の状態に戻ったときに、適応できるのか。これまで当たり前と聞いていた、社内での宴会や社員旅行といった催しに対応できるのかとおっしゃるのです。
かたや上司世代は、これまで対面でできていたことがオンライン化されることに悩みを抱えているわけで、コロナが巻き起こした全く皮肉な状態です。