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私たちは、社員研修やセミナーなど人材開発をとおして企業・団体の人事・教育担当をサポートする人材戦略のコンサルタントです。
ほめる効能
にわかに注目されている感がある"ほめる"こと。 あるお客様先では、この2年間、“ほめる文化”を定着させるべく様々なお取組みをされております。これまでの取り組みを振り返り、さらにワンランクアップを目指すための研修をお手伝いさせていただきました。 研修に先立っての打ち合わせで驚いたことは、"ほめる"ことに関する多くのレポート。全く自主的に各職場で、“ほめる”に関する事例が共有されているのです。よく、“ほめたくても、対象になるものがない”という質問をいただきますが、ほめるということは、決して特別なことではありません。スタートは相手を認めることです。相手に成果があればもちろん、それが対象になりますが、成果につながらなくとも、そのプロセスも、ひいては相手の存在自体も、認める対象になりうるのです。事例共有は、それを感じるに最適な取り組みです。 元来、謙譲を美とする日本文化の中では、ビジネスシーンにおいても“ほめる”ことに抵抗がある方々少なくありません。特に、40代以降の男性管理職には、ご自身が“叱られて”成長してきただけに、いざ”ほめる”となると、頭では理解できていても行動に移せないというお話をよく伺います。 研修では、存分に"ほめる"実践をしていただきましたが、次々繰り出される言葉をお伺いしていると、ほんの少し、気持ちのスイッチを切り替えるだけで十分だということが改めて認識できます。何しろ、必要なボキャブラリーは、すでに皆さんの中にきちんと存在するのですから、あとは発語するのみです。