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私たちは、社員研修やセミナーなど人材開発をとおして企業・団体の人事・教育担当をサポートする人材戦略のコンサルタントです。
オンラインにおけるコミュニケーション
お客様先で、部下指導育成の研修をさせていただきました。
その際に、一番声が大きかったお悩みは、やはりオンライン下で思う通りコミュニケーションが取れなくなってしまったというお話でした。オンラインによって、対面コミュニケーションから非対面コミュニケーションに代わることで、一体何が変わってしまったのか?
好きな時にコミュニケーションが取りにくい、一方通行になりがち、情報量が制限される・・・様々な問題が列挙されますが、これらは、たいてい、工夫と設定で解決できるものです。
一方、容易に解決できない最大の問題は、我々日本人が得意としてきた高コンテクストのコミュニケーションが取れなくなったということです。
元来、日本語は、世界で最も高コンテクストなコミュニケーション言語であり、我々は、行間や文脈で伝えることにたけてきました。空気を読む阿吽の呼吸。職場のコミュニケーションもこれに支えられてきたのです。
オンラインでの一番の悩みは、この空気が伝えられなくなってしまったこと。我々は、論理的に、すべてを言語化しなくては、円滑なコミュニケーションが取れなくなってしまったのです。
とは言え、ダイバーシティが進む職場では、いずれにせよ、高コンテクストコミュニケーションから低コンテクストのコミュニケーションに移行せねばならないことは、自明の理。この機会に、歩を進めるしかありません。