テレワークにおけるOJT指導
毎年、この時期になると、そろそろ各社でOJT研修が本格化します。
今や、多くの企業が当たり前に実施しておられるOJT研修ですが、何と言っても新入社員と1対1で向き合うOJT担当者にとっては、自分自身の実務と並行しながらどう進めていくのか、頭を悩ませることが多い課題でもあります。
特に昨年来、担当者を悩ませているのが、テレワークによるコミュニケーションです。同じオフィスで、更には隣の席で仕事をしているのであれば、新入社員の様子も手に取るように理解できただけに、指導が円滑であった。しかしながら、今や、新入社員は画面の向こう。やりにくくて仕方がないというのです。
一方、新入社員の方々にとっては、入社した時から、テレワークがデフォルト。彼らにとっては、そもそも、比較対照する対面ワークが存在しないのです。更には、既に大学生活の最後の1年や就職活動さえ、その活動の多くをオンラインで経験してきているのです。
対面との比較でコミュニケーションの取りにくさを嘆く前に、オンラインならではの利点を活かす。こちら側の発想の転換が求められますね。