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  • 年上の部下への向き合い方

     某社の管理職の方々への研修の中で、話題になったのが「年上の部下」への対応。 このテーマは、今やどの企業にお邪魔しても必ず取り上げられるものです。 定年延長が進む一方、役職定年の年齢はどんどん下がり、企業によっては、55歳どころか50歳を役職定年とされているところも少なくありません。一方、彼らをマネジメントする管理職は、場合によっては30代ということもあります。これまで歩んできた人生経験はもちろんのこと、会社におけるキャリアにおいても部下にかなわないと感じておられる管理職のお話をよく耳にします。 以前、年上部下の方々にお集まりいただき、「年下上司」に何を望むかを議論いただいたことがあります。その際に、全員が口をそろえておっしゃったことが2つありました。一つは、まずは、これまでの人生経験や、会社でのキャリアには敬意を払っていただきたいということ。たとえ、上司であっても、人生の先輩に対する敬意は忘れないでいただきたいというものでした。 そして二つ目は、メリハリをつけること。人生の先輩とはいえ、上司は上司であり、部下は部下であるのですから、遠慮なく、自信を持って指示・伝達いただきたいというお話がありました。 敬意とメリハリ。まずは、ここからスタートです。

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